夏越祓

民間でも六月の大被は、夏越被·水無月杖などと称して、茅の輸をつくってこれをくぐり、また人形を河海に流す等の被の行事は、宮廷行事の式微した時代におい てもひろくおこなわれていた。

一条兼良(1402~1481) の『公事根源』に

けふは家々に輪をこゆる 事有

みな月のなごしのはらへする人はちとせのいのちのぶといふなり

此歌をとなふるとぞ申ったへ侍る。

と記されていて、 一般の風習であった ことがわかる。

これが神社では一層盛大に恒例化して祭りともなって、

全国にひろくおこなわれているのは、他では絶えた固有の民俗行事も神社はそれを 保存伝承する役割を担ってきたからにほかならない。

2018年8月19日