都市の祭り

日本の祭りが農耕社会を基盤とした共同体の生産生活の中から生え抜いてきたも 関都市の祭り のであることは誰の眼にも理解できるが、近年の急速な都市化の波の中で、 祭り はどのように変貌していくであろうか。

人口の都市集中によって、農業·林業·漁業などに携わ る人びとは少数になり、 職業は多様化している。

農村においても、平素農事に携わるのは老人だ けとなり、また機械化とともに休日に田植や稲刈をするだけで、平素は勤めに出ている農家も少なくなくなった。

農村においても都市的な生活様式は一般化している。

したがって農耕社会にお こなわれてきた、 稲の稔りを祈り、また感謝するという形の祭りは次第に衰退していくのではな いか。

こういった疑問、ないしは危倶の念をもつ人があっても不思議ではない。

今後、祭りはどうなるのか?

そうした都市化に対 応した祭りは、 既にむかしから成立していた。

2018年8月19日